初心者必見のライティング講座!SEOに効果的な記事作成方法
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要約:
- SEOに効く「良質なコンテンツ」とはユーザー目線に立って検索意図を満たすこと。
- 検索意図を把握するためには、再検索キーワードを分析する必要がある。
- Googleは、入れた検索クエリを元にリアルタイム性の高いユーザーニーズを理解している。
アップデートによる順位下落でアタフタしない
コアアルゴリズムアップデートや変動による順位下落の度に、
「今回は何が悪かったのか?」「どうすればもとの順位に戻るんだろう?」
と困った経験はありませんか?
様々な解説サイトや有識者の発言を見ても、
“ユーザーのためにどんな事ができるかを今一度考えて、諦めずに良質なコンテンツを作っていきましょう!“
といった抽象的な答えばかりで、解決の糸口を掴めぬまま、頭を抱えている方が多いと思います。
ここでは、SEOに効く記事を”具体的にどのように書いていけばよいか”を解説していきます。
SEO対策全般に関する情報やテクニック寄りな内容を学びたい方は、”【2024年最新】SEOとは?SEO対策の初心者からプロまで知っておくべき10の戦略“をご覧ください。
良質なコンテンツってなに?
“良質なコンテンツ”という表現を度々目にしますが、これはいったい何なのでしょうか。
ズバリ、文章の書き方コツやポイントといったものはなく、うまい下手、さらにボリュームも関係ありません。
よく「どれくらいの文字数を書けばSEOの成果が出ますか?」と質問される方がいますが、”良質”の捉え方が少しズレています。
また、副業でブログを始めたいので「SEOライティングにお勧めの資格や講座はありますか?」といった質問に対しても、SEOに関しては存在しないと言ってよいでしょう。
みなさんは、”コンテンツ”というと、”記事の上手さやボリューム”であると思われている方が大半ですが、そもそもそこが異なります。
しかしながら、ワードサラダやコピペ記事といったスパム的な技法はNG。
自動生成ページや、何を言っているのか不明な文章、他サイトからの引用だけで形成されたコンテンツは論外です。
また、暴力的な表現や公序良俗に反するキーワードは、デリケートなトピックとなるので、専門性のあるE-E-A-Tの高い機関を除いて、コンテンツの取り扱いは困難となるでしょう。
ユーザーニーズを満たすことだけを考える
上記を踏まえた上で、Googleのいう”良質なコンテンツ”とはなにか?
それは、”ユーザーニーズをいち早く満たせるコンテンツ“の事です。
ユーザーが検索エンジン問い合わせた疑問(クエリ)に対して、適切な回答を用意することが出来れば、プロが書いた綺麗な文章ではなくても問題はありません。
この理屈まではご存知の方も多いかと思いますが、そもそも”適切な回答“とは具体的に何なのでしょうか?
また、誰が何を根拠に「適切な回答である」と判断しているのでしょうか?
実はGoogleが決めているのではなく、これらは皆さん(検索ユーザー)がGoogleに送信しているクエリを元に分析したデータで決定づけています。
ここまでの話でピンと来た方は、さすがです!
「え?Googleの社員とかエンジニアが決めてるんじゃないの?」と思われている方は、この続きをお読みください。
SXO (Search Experience Optimization)
ここからは一部SXOの領域も入ってくるかと思います。
横文字ばかり出てきて嫌になってしまいますが、このSXOとは一般的にこのように考えられているようです。
SXOとは、Search Experience Optimization(サーチ・エクスペリエンス・オプティマイゼーション)の略で、”検索意図に対して、適切な回答と、快適な操作環境をユーザーに提供ができるようサイトを最適化する“ことです。
それでは、SEOに落とし込むためにSXOをもう少し掘り下げてみましょう。
上記のような捉え方は基本的で、とても重要なことですが、まだ抽象的なので”どのように具現化していくか”を解説してきます。
ユーザー合わせるかGoogleクローラーに合わせるか
まず、UI/UXとSXOを分けて考えることから初めます。
この2つはよく混同されがちですが、通常”UI/UXを高めようとする最適化の事をSXO”と呼んでいるようです。
UIとは、”ユーザーインターフェース”のことで、コンピュータとユーザーの間で情報をやり取りする仕組みのことです。つまり、デザインやフォント、色合いといった視覚に触れる情報全般の事を指します。
一方、UXは”ユーザーエクスペリエンス”のことで、サイトの構成や対応の丁寧さ、読みやすさなど、「使いやすい」「見た目が印象的」といった機能性の事です。
SXOは、”Googleに「このサイトはUI/UXに優れていますよ」と訴求することである”といった認識が一般的ですが、”実際のところユーザーに「わかりやすい」「使いやすい」と思わせたら順位が上がるわけでは無い“ことがSEOに深く関わっていると気づくことがあります。
「訪問者に満足してもらえれば良い」と綺麗事を言うことも出来ますが、ユーザーに対するSXO(UI/UXの向上)は、SEOを言語化するための大義名分で、最終的に順位決定を判断しているのはGoogleのアルゴリズムです。
悲しいことに、現段階では本当にユーザーが求めているものを、まだGoogleは完璧に理解していない可能性があります。しかしながら、Googleなりの独自の考え方(アルゴリズム)に則った、ベストな判断を行おうとはしているのです。
では、Googleは「ユーザの求めている答え」をどのように分析しているのでしょうか?
やっと本題となりますが、それは皆さんの行動したデータ化から、あくまでも推測で判断していると考えられます。
肝心なのは、このGoogleが「こうであろうな」と思い込んでいるデータを、”私達が知るすべ”となりますが、実はこれは結構簡単に調べることが出来てしまいます。
検索結果から調べる
例えば、以下のように「よく目が合う」で検索してみましょう。
「なんでそんなクエリなの?」と突っ込みたくなるかもしれませんが、とてもわかりやすい例です。
このクエリで検索する人は、いったい何を求めているのでしょうか?
ちなみに”よく目が合う”の検索数は、Googleだけでも、月間で最大1,600人(※執筆当時)もいるようです。
Googleは結構わかってる
質問する相手に対して、段取りよく言葉やジェスチャーによるコミュニケーションを取ることが出来れば、伝えたい内容を明確にすることは容易なのですが、相手がGoogleのような機械であると、まずユーザー(人間)の抽象的な検索意図という難問をシステムで解かなければなりません。
所作といった「ふるまい」でGoogleに上位に表示されているサイトは、言葉や現象の意味を解説している【辞書・辞典系サイト】が多い印象がありますが、どうやら”よく目が合う”の検索結果を見てみると、上位表示されているサイトはコラムやまとめ記事が多数のようです。
要するに、この「よく目が合う」といったキーワードで検索したユーザーは、
【意味】2者間で視線と焦点が合うこと
【言い換え】目が合う ・ 目があう ・ 視線が合う ・ 視線がぶつかる ・ 視線を交わす ・ 見合う
【用法】猫とよく「目が合う」!
というような「言葉の意味を調べたいわけではない」という事を、Googleはわかっているようです。
そのような事がなぜわかるのか?
これは皆さんの行う再検索をもとに、Googleが具体的なニーズを解析しているのです。
【よく目が合う】と検索した後に、辞書サイトにたどり着いてしまったユーザーは、「いやいや、意味を知りたいわけじゃない。飲み会とかで、よく目が合う子がいるんだけど、嫌われてるのかな?もしかしたら・・・好意を持ってくれてるのかも?」といった本来の疑問を解決するべく、もう一度検索しているわけです。
理想と異なる検索結果が出てしまったユーザーは、納得のいく答えを得られなかったので、次に検索するフレーズとして「よく目が合う 嫌われてる」とか「よく目が合う 飲み会」といった、具体的な質問を検索クエリとして使用してきます。
この再検索されるクエリをもとにして、Googleは、検索結果と同時に、「ドウセ、人間ハ、目ガ合ウ理由ヲ知リタイノデショ?」と気を使ってくれるわけです。
これはGoogle検索結果の一番下で確認する事が出来ます。
再検索キーワード(LSIキーワード)の重要性
この該当部分には、「関連キーワード」と記載されている項目に並べられているキーワードのことです。
再検索キーワードとは、Googleにおいて検索したクエリの次に検索されたキーワードを優先順に並べられたキーワードの事を指し、別名でLSIキーワードとも呼ばれています。
1ページ目を見ても満足のいく結果が得られなかったユーザー向けの情報で、検索結果一覧の最後尾にキーワードが設置されている事からも察しが付くでしょう。
ちなみにこの再検索キーワードは、パソコンで検索した結果とスマートフォンで検索した結果で異なります。
MFIの観点からも、スマートフォン版の再検索キーワードを重要視したほうがよいでしょう。
更に、この再検索キーワードをクリックすると、その再検索キーワードにも再検索キーワードが存在することがわかります。
更にその再検索キーワードの再検索キーワード・・・と無制限で増えていく事になりますが、まずは再検索キーワードの次の再検索キーワードまでの”10+(10×10)=110キーワード”を見ると、概ねユーザーが、どんな回答を求めているかを確認できます。
再検索キーワードの使い方やコンテンツへの落とし込み方は、以下で詳しく解説しています。
ちなみに「よく目が合う」の再検索キーワードの一覧は以下のようなものでした。
出現回数 | 出現キーワード |
3回出現 | 人とよく目が合う |
3回出現 | 店員 目が合う |
3回出現 | 目が合う そらさない 男性 |
3回出現 | 目が合う 真顔 |
3回出現 | 目が合うだけの関係 |
3回出現 | 話 した ことないけど 目が合う |
2回出現 | よく目が合う 女性 |
2回出現 | よく目が合う 学校 |
2回出現 | 振り向いたら目が合った |
2回出現 | 目が合う 女性 |
1回出現 | あからさまに避ける男 |
1回出現 | ふたり 見つめ合う目をそらさない |
1回出現 | ふと目が合う |
1回出現 | よく目が合う 中学生 |
1回出現 | よく目が合う 同性 |
1回出現 | よく目が合う 嫌われてる |
1回出現 | よく目が合う 飲み会 |
1回出現 | よく目が合う女性 |
1回出現 | 中学生 彼氏 目が合う |
1回出現 | 会話中 目をそらす女性 |
1回出現 | 会話中目をそらさない男性 |
1回出現 | 同時に 目が合う |
1回出現 | 好きな人と目が合った時の反応 |
1回出現 | 好きな人を見る目つき |
1回出現 | 好き避け 女性 職場 |
1回出現 | 好き避け 目を合わせない 男 |
1回出現 | 急に避ける男性心理 |
1回出現 | 振り向くと目が合う |
1回出現 | 毎朝すれ違う 目が合う |
1回出現 | 片思い 目が合う |
1回出現 | 男性の好き避け行動あるある |
1回出現 | 男性心理 目をそらす 下 |
1回出現 | 目 そらせ ない |
1回出現 | 目が合う 嬉しい |
1回出現 | 目が合う 慌てる |
1回出現 | 目が合う 男性 |
1回出現 | 目が合う 真顔 女性 |
1回出現 | 目が合う好き勘違い |
1回出現 | 目が合ったら そらさないのは好き じゃ ない |
1回出現 | 目が合ってもそらさない女性 心理 |
1回出現 | 目が合ってもそらさない女性心理 |
1回出現 | 知らない人とよく目が合う |
1回出現 | 職場 目が合う 男性 |
1回出現 | 通りすがり 目が合う |
1回出現 | 道行く 人 目が合う |
1回出現 | 遠くから目が合う そらさない男性 |
1回出現 | 遠くから目が合う男性心理 |
1回出現 | 電車 目が合う 男性 |
1回出現 | 飲み会 いつも隣に座る |
1回出現 | 飲み会 介抱 好意 |
1回出現 | 飲み会 好きな人 アピール |
1回出現 | 飲み会 脈なし |
1回出現 | 飲み会 見つめてくる |
1回出現 | 飲み会 隣 触れる |
1回出現 | 飲み会 隣に呼ぶ |
1回出現 | 飲み会 隣に移動してくる |
2回以上出現となっている再検索キーワードは、110パターンから派生した再検索キーワード内で複数回出現した重複する再検索キーワードになります。
つまり、いずれの再検索パターンにおいても“多くの人が最終的に行き着くニーズ”である事がわかるので、特に強く答えを求められている質問という事になります。
もう、ご理解いただけたかと思いますが、この再検索キーワードに関する質問にすばやく回答できる記事や画像、動画、機能といったものが、Googleのいう「良質なコンテンツ」という事なのです。
ちなみに、この再検索キーワードを簡単に調査できるツールを開発しましたので、是非ご活用ください。
また、類似するキーワードに”サジェストキーワード“も存在するので、再検索キーワードと併せてコンテンツ作成に役立てることが出来るかと思います。
まとめ
補足となりますが、この再検索キーワードは、季節や世の中の情勢より、毎日のように変動しています。
常に最新のニーズをキャッチして、素早くその疑問に対する回答を用意できるサイトが、”リアルタイム性が高く検索意図を叶えられる有益なコンテンツ”を所有していると判断を下されます。
記事をリライトするタイミングを悩まれている方も多いと思いますが、この再検索キーワードの変化をもとに、リライトを行うサイクルや施策を决めてみてもよいのではないでしょうか。
よくある質問
📕SEOライティングとは?
📖SEOライティングとは、検索エンジン最適化を意識した記事の書き方のことです。一般的に関連キーワード調査ツールなどで抽出したキーワードをもとに、ユーザーの検索意図やニーズを把握して、問題解決に至るような記事を執筆します。
📕SEOライティングの作成手順とは?
📖タイトルや見出しにキーワードを記載して、ユーザーに分かりやすく独自性のある文章を関連キーワードを含めながら書く。手順は以下の通りです。
- ターゲットキーワードの選定
- 関連キーワードから見出し設計を行う
- コンテンツを作成する
📕SEOライティングで“おすすめ”の資格は?
📖資格を取得しても検索順位が上がることはないので、SEOライティングをするに当たって、資格を取得する必要はありません。