ドメインとは?種類や決め方のコツを丁寧に解説!

ドメインとは?種類や決め方のコツを解説

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要約:

  • ドメインはインターネット上でサイトやメールの所在を示す“住所”のような文字列
  • ドメインには gTLD.com.net など)や ccTLD(.jp や .us など)など、多様な種類が存在
  • 独自ドメインを取得し、主要キーワードをドメイン名に含めると SEO やブランディング面で有利に

ドメインとは

ドメインとは、インターネット上でサイトやメールの場所を示す、住所のような文字列です。URLやメールアドレスとして使用され、誰でも自由に取得できます。サイト名やコンセプトに合ったドメインを選ぶことで、ブランディングにもつながります。

検索エンジンはドメイン名をシグナルの一つとして評価するため、認知度や信頼性を高めるうえでも戦略的なドメイン選びが欠かせません。

独自ドメインとは

独自ドメインとは、サイト所有者が自由に設定した文字列を使って取得する唯一のURLを指します。無料ブログサービスなどの共有ドメインとは異なり、被リンクやドメインエイジ(運用歴)の蓄積を通じて検索エンジンからの評価が高まりやすい点が特徴です。さらにブランディング強化やアクセス解析の正確性も向上し、長期的に安定した集客やコンバージョンを得るための要素となります。

ドメインとサーバーの関係

ドメインはウェブ上の住所でサーバーはウェブサイトのデータを保管する場所

ドメインはウェブ上の“住所”であり、サーバーはウェブサイトのデータを保管する“場所です。ドメインとサーバーをDNS(ドメインネームシステム)で紐付けることで、ウェブサイトの表示やメールの送受信が可能になります。

具体的には、アクセス時にドメイン名がDNSを介してサーバーのIPアドレスに変換され、正しいコンテンツに誘導される仕組みです。ドメインを契約したら、レンタルサーバーと紐付けて運用をスタートしましょう。

レジストラ(ドメイン管理事業者)の紹介

ドメインをどこで取得したらよいか悩んだときにおすすめのレジストラを3つ紹介します。いずれもブログやウェブサイトを作成する際に名前を聞くことが多い、有名な事業者ばかりです。

お名前.com

ドメインを取る時におすすめのレジストラのお名前.com

お名前.comは、GMOインターネット株式会社が運営するドメインポータルサイトで、ドメインの取得やレンタルサーバー、メールサービスなどを提供しています。比較的安価でドメインを取得できるうえ、.comなどの人気ドメインがキャンペーンで実質無料になることもあり、合計630種類以上のドメインに対応している点が特徴です。また、電話サポートに力を入れているので、トラブル時にもスムーズに問い合わせができます。一方で、申し込み画面で不要なオプションがチェックされていたり、案内メールが多かったり、管理画面がやや分かりづらいという声もあるため、契約手続き時には注意が必要です。

ムームードメイン

ドメインを取る時におすすめのレジストラのムームードメイン

ムームードメインは、GMOペパボ株式会社が提供するドメイン取得サービスです。お名前.comと比較されるほど人気が高く、個人のブログや企業サイト、ECサイトなど幅広い用途で利用されています。初心者にも扱いやすい管理画面が好評ですが、電話によるサポートがなく、緊急時や複雑な問題が起きた際にはメール対応のみとなるため、解決までに時間がかかるケースがあるという声もあります。

ConoHa

ドメインを取る時におすすめのレジストラのConoHa

ConoHaは、お名前.comと同じく、GMOインターネット株式会社が展開するレンタルサーバーサービスであり、ドメイン取得の機能も備えています。レンタルサーバーと同時に契約すると、設定までを一括でスムーズに進めやすく、.comや.netなど主要な44種類のドメインを取り扱っています。ただし、お名前.comなどと比較するとドメインの種類が少ないため、独自性のあるTLD(トップレベルドメイン)を使いたい場合は、ほかのサービスも検討したほうがよいでしょう。

以上の3社はいずれも国内で知名度が高く、キャンペーンやサポートの内容などが異なります。自身が使用したいドメインの種類や、サポート体制へのこだわりなどを踏まえたうえで、最適なレジストラを選択することをおすすめします。

ドメインの種類

ドメインには種類があります。「gTLD」、「ccTLD」といった具合に分類されています。gTLDはGeneric Top Level Domainの略であり、ccTLDはCountry Code Top Level Domainの略です。

世界的に広く使われる「gTLD」や国・地域別の「ccTLD」などを、以下でそれぞれの特徴と用途を一覧表でまとめています。

従来型gTLD(Legacy gTLD)

ドメイン特徴と用途個人利用法人利用
.com商用サービス向けの代表的gTLD。実質的な制限はなく、個人・法人ともに広く利用可能
.net当初ネットワーク関連向けだったが、現在は制限なし
.org非営利団体向けだったが、実質制限なし
.info情報提供サイト向け。個人・法人問わず取得可能
.bizビジネス向けに設定されたgTLD。商用利用のイメージが強いが、個人でも可
.name個人名や個人サイト向け。個人ブランディングなどで利用

.nameは厳密な制限はないですが、企業が使うケースは少なく「個人用」というイメージが強い TLD です。代表的なのは .com、.net、.org、.info、.biz、.name などです。

新gTLD + 特化型・スポンサー型TLD

2012年以降のICANN新gTLDプログラム、またはそれに近い時期に登場した特化型ドメインをまとめます。

ドメイン特徴と用途個人利用法人利用
.blogブログやオウンドメディア向け
.shopショッピングサイト・EC向けに人気
.cloudクラウドサービスを連想させるgTLD。IT企業・個人プロジェクトなど幅広く利用
.siteウェブサイト全般に利用できる汎用的な新gTLD
.onlineオンラインビジネスやウェブ上での活動向け
.funエンターテインメント関連など、自由度の高いgTLD
.liveライブ配信や生放送、イベント関連で利用
.life生活全般、医療・福祉などのイメージを持たせることも
.spaceクリエイターやパーソナルサイトなど、自由度の高いgTLD
.websiteウェブサイトに広く利用できる新gTLD
.works作品や仕事(Works)に関連するサイト、制作実績公開など
.worldグローバル規模の活動やコミュニティサイト向け
.rocks「~が最高!」といったファンサイトやコミュニティで利用
.mobiモバイルサイト向けに誕生したgTLD(2005年開始のスポンサー型)
.asiaアジア地域をターゲットにしたスポンサー型TLD(2007年~)
.proプロフェッショナル向けとして登場したgTLD(2002年~)。一部レジストラ要件あり
.tel連絡先情報を公開する目的で登場したgTLD(2005年~)。現在は取得しやすくなっている

地理・地域特化型(新gTLD)

ドメイン特徴と用途個人利用法人利用
.tokyo東京に関連する地域型gTLD。個人・法人問わず取得例あり
.nagoya名古屋向け地域型gTLD
.yokohama横浜向け地域型gTLD
.okinawa沖縄向け地域型gTLD
.kyoto京都向け地域型gTLD。登録に多少の要件あり
.ryukyu琉球・沖縄関連の地域型gTLD

.kyotoは、京都に関係していることを示す資料等が必要とされる場合があります。

業種・サービス特化型

ドメイン特徴と用途個人利用法人利用
.company企業・スタートアップなどで利用される新gTLD
.business事業用サイトを想起させるgTLD
.emailメールサービス・問い合わせ窓口など
.club会員制サービス、ファンクラブ・コミュニティなど
.hostホスティングサービス・サーバ関連
.pressメディア・報道・プレスリリースなど
.inc法人・会社(Incorporated)のイメージが強い高額TLD
.studio制作スタジオ、クリエイター系事務所向け
.video動画コンテンツ・映像配信など
.gamesゲーム関連サイト、コミュニティ向け
.cafeカフェ・飲食店関連
.restaurantレストランや飲食関連事業
.travel旅行関連事業向け。個人トラベルブロガーでも可
.wineワイン関連事業やコミュニティなど
.moneyお金・金融関連サービス
.tax税務・会計関連業務向け
.marketingマーケティング関連のサービスや事業
.agencyエージェンシー(代理店)、コンサル等
.consultingコンサルティング事業向け
.newsニュースサイト、オウンドメディア
.camウェブカメラ配信、ビデオ通話などのイメージ
.digitalデジタル関連事業・サービス全般
.ltdLimited(リミテッド)会社を連想

ccTLD(国・地域別 TLD)

ドメイン国・地域概要
.jp日本日本国内に住所があれば取得可能(個人・法人問わず)
.co.jp日本(企業向け)日本国内で登記された株式会社・有限会社など
.or.jp日本(法人向け)社団法人・財団法人・医療法人・社会福祉法人など
.ac.jp日本(教育機関向け)学校法人・大学・短期大学・職業訓練校・職業訓練法人など
.ed.jp日本(教育機関向け)幼稚園・保育所・小中高等学校
.go.jp日本(政府機関向け)独立行政法人・政府機関・特殊法人
.lg.jp日本(地方公共団体向け)地方公共団体(都道府県、市区町村)および関連機関
.gr.jp日本(任意団体向け)2名以上の個人による任意団体、または2社以上の法人による任意団体
.ne.jp日本(ネットサービス)ネットワークサービス提供者向け (個人事業主や任意団体も可)
.usアメリカ合衆国米国内在住・住所要件などがある場合あり
.ukイギリス英国内住所要件などがある場合あり
.deドイツEU圏在住であれば登録しやすいケースが多い
.frフランス原則フランス居住者対象
.cn中国中国国内住所要件などがあることが多い
.auオーストラリア現地登録要件を満たす必要
.inインド個人・法人ともに比較的取得しやすい
.kr韓国レジストラにより現地要件がある場合あり
.toトンガ英単語 “to” や短さを生かしてブランド利用
.coコロンビア“company” の略として世界的に利用される
.io英領インド洋地域IT系スタートアップ・サービスなどで人気
.meモンテネグロ個人サイトやSNSプロフィールなどに利用
.aiアンギラAI関連サービスの利用が多く、人気が高まっている
.tvツバル動画配信・ストリーミング系での利用例が多い
.ccココス諸島制限が緩く汎用的に利用可能

国別ドメインは現地の居住要件や法人登記情報などが必要な場合があり、レジストラによって運用ルールが異なりますので確認しましょう。

独自ドメインとサブドメインの違い

ドメインとホスト、サブドメインとディレクトリの関係

ドメインとホスト、サブドメインとディレクトリの関係を踏まえると、独自ドメインとサブドメインには大きく3つの違いがあります。

  • 設定方法が違う
  • 料金が違う
  • 検索エンジンの認識のされ方が違う

独自ドメインは、利用者が自ら取得・管理する固有のURLであり、ブランディングや信頼性の向上に役立ちます。一方、サブドメインはメインドメイン(本体ドメイン)に文字列を付け加えて作成するため、料金がかからず、サーバーの管理画面から簡単に追加設定できるのが特徴です。ただし、サブドメインはメインドメインの評価に依存しやすく、SEO上の独立性が低くなる傾向があります。Yahoo!を例に挙げると、「yahoo.co.jp」と「travel.yahoo.co.jp」の違いがわかりやすいでしょう。

独自ドメインとサブディレクトリの違い

独自ドメインを取得する場合は、自分専用のドメイン名として管理します。一方、サブディレクトリは同じドメイン内に「/〇〇/」のように階層を設けてコンテンツを配置する仕組みです。サブドメインと同様、サブディレクトリもメインドメインの評価を引き継ぎやすく、独自のドメイン評価は蓄積しにくくなります。とはいえ、メインドメインで扱っているテーマを細分化したい場合や、コンテンツを整理する際には便利な方法です。

独自ドメイン取得のメリット

独自ドメインを取得する最大のメリットは、好きな文字列を使える点にあります。サイト名と合わせて取得すれば、いわゆる“ドメイン一致”となり、サイトの信頼性が高まるほか、ブランド価値を明確に打ち出しやすくなります。ユーザーも、ドメインを見ただけで「どんなサイトなのか」をイメージしやすくなるでしょう。さらに、サーバーを変更しても独自ドメインであれば使い続けられるため、長期運用に向いており、SEOにおいても有利に働くと考えられています。

ドメイン名の決め方のコツ

独自ドメインを決める際には、以下の4つのポイントを軸に考えると、ユーザーからの認知度や検索エンジン評価を高めやすくなります。

  1. ブランド名とドメインを一致させる
    まずブランド名(サイト名)とドメイン名を合わせると、利用者の認知が向上し、再訪しやすくなります。サイトの名称がそのままURLになっていることで「どんなサイトか」が直感的にわかるため、企業やサービスの信頼性を高めやすい点も大きな利点です。

  2. サイトの主要キーワードを含める
    ドメイン名にサイトのテーマや主要キーワードを盛り込むと、検索エンジンやユーザーが内容を把握しやすくなります。ただし、文字列が長すぎたり複雑すぎたりすると覚えにくく、入力の手間も増えるので注意が必要です。短くシンプルで、サイトの特徴を的確に表すドメインが理想です。

  3. ユーザーが入力しやすい文字列にする
    ドメインは直接入力されることもあるため、なるべく発音しやすく、タイピングしやすい形に整えることを意識しましょう。スペルや綴りが複雑だったり、数字やハイフンが多すぎると、ユーザーが入力でミスをしやすくなり、アクセス機会を逃す原因にもなります。

  4. 他の人に使用されていないかを確認する
    レジストラの検索バーに希望ドメインを入力すると、既に登録済みかどうかがすぐにわかります。さらに、似たサイト名や類似ドメインが存在しないかを調べることも大切です。他のサイトと混同されてしまうと、ブランディング上のリスクやユーザーの誤認を招く恐れがあるため、しっかり事前チェックを行いましょう。

これら4つのポイントを踏まえてドメイン名を決定すれば、サイトの信頼性やブランディング効果が高まり、長期的に見ても有利な運営が期待できます。特にブランド名や主要キーワードを巧みに含めながらも、ユーザーの入力負担が軽いドメインを選ぶことを強くおすすめします。また、取得を検討している段階で他の利用者と重複していないかを必ず確認することで、後々のトラブルを防止し、自社(自分)のサイトを確立しやすくなるでしょう。

また、ドメインを取得する際やSEO対策を進めるうえで「どのように検索エンジンに評価されるドメインなのか」を多角的にチェックしたい場合には、当サイトで無料公開しているドメイン調査ツール「ドメパ(DP)」が便利です。ドメイン名を入力するだけで、サーバの稼働状況やドメインの所有状況、テーマ・ジャンル、運用期間などを一括で確認でき、独自指標であるDP(ドメインパワー)を算出する機能も備えています。

DPは、被リンクの質やサイテーション(外部からの言及)、ソーシャルでの話題性、ドメイン名とサイト内容の適合度、EEAT(経験・専門性・権威性・信頼性)など、複数の観点からドメインの強さをスコア化した独自評価です。ドメイン取得の段階はもちろん、既存サイトのSEO対策においても有用なので、必要に応じてぜひ活用してみてください。

まとめ

ドメイン取得はネット上の「玄関口」を築く行為であると同時に、運営者のこだわりや方向性を最初に表現する大切なステップでもあります。ブランドイメージやサイトの意図を反映したドメイン名を慎重に選び、使用状況や競合との類似を事前に調査しておくことで、後々のトラブルを回避しながら長期的な運用のメリットを得やすくなります。取得後は、ドメインの評価や運用状況を定期的に確認し、検索エンジンやユーザーからの信頼度向上に努めましょう。インターネット環境は日々変化しているため、最新の動向に柔軟に対応しながらドメインを活かすことが、安定したブランディングと集客につながると考えられます。

📖ドメインとはなんですか

📕イインターネット上でサイトやメールの所在を示す住所のような文字列です。URLやメールアドレスの一部として使用されます。

📖ドメインとアドレスの違いはなんですか

📕メールアドレスは送受信者を特定するための文字列で、アットマーク(@)より後ろの部分がドメインです。ドメイン自体は、その文字列が使われる基盤となります。

📖ドメイン名の具体例は?

📕有名な例として「google.com」や「yahoo.co.jp」、「example.org」などが挙げられます。多くのウェブサイトやメールアドレスに利用されています。

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