dataLayer

📖dataLayerは、Google Tag Manager（GTM）やGoogle Analytics（GA）と連携してデータを管理・送信する仕組みです。この仮想的なJavaScriptオブジェクトを使うことで、ユーザーの行動やイベント情報を一元的に整理し、タグのトリガーや変数に利用できます。dataLayerに情報をpushすることで、データをGTMやGAに渡し、イベントの発生や属性情報を正確にトラッキングすることが可能です。GTMでは、このデータを活用して柔軟なタグの設定やカスタムイベントの作成が容易になります。

📖dataLayerへの情報追加は、dataLayer.push()メソッドを使います。このメソッドを用いて、ページロード時や特定のイベント発生時にデータを動的に送信できます。例えば、dataLayer.push({'event': 'buttonClick', 'buttonID': 'submit'})のように記述すると、ボタンクリックの情報を送信できます。GTMではこのデータをトリガーや変数として利用可能です。また、複数の情報を組み合わせて設定することで、Google Analyticsや他のプログラムで詳細な分析や自動化が実現できます。

📖dataLayerを利用してGoogle Analyticsでイベントをトラッキングするには、まずGTMでトリガーを設定します。dataLayer.push()でイベント名や関連データを送信した後、GTMの「トリガー」でそのイベントをキャッチし、「タグ」にGoogle Analyticsのイベントトラッキングコードを設定します。例えば、event変数としてformSubmitを指定することで、フォーム送信時の情報を追跡可能になります。このようにdataLayerを中継役として使うことで、柔軟なトラッキングが可能です。変数設定や情報の確認は、ブラウザのDeveloper Consoleを活用すると便利です。