ユニーク数とは?

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ユニーク数とは
Webサイトやアプリなどのデジタルコンテンツを分析する際に、「ユニーク数(UU)」という指標が使われます。この数値は、特定の期間内にサイトを訪問したユーザーの数をカウントするものです。同じユーザーが複数回アクセスした場合でも、ユニーク数としては1回として計測されるのが特徴です。
PV(ページビュー)とは異なり、純粋にどれだけの異なるユーザーが訪れたかを把握するために利用されます。アクセス解析ツールやマーケティングの施策を考えるうえで、この指標を活用する場面は多く、特にWebサイトの人気や集客状況を確認するために参考とされることが多いです。
以下では、ユニーク数に関連する用語やカウントの仕組み、他の指標との違い、マーケティングへの活用方法について詳しく解説します。

UU(ユニークユーザー)とは?
UU(ユニークユーザー)は、Webサイトにアクセスした「個別のユーザーの数」を指します。この数値は、通常、一定の期間内で計測されるため、日別・週別・月別などの単位で集計されることが一般的です。
例えば、同じユーザーが1日に3回訪問した場合、PV(ページビュー)は3回とカウントされますが、UU(ユニークユーザー)は1回として計測されます。この違いがあるため、PVとUUを組み合わせて分析することで、訪問者の行動をより詳細に把握できます。
また、Web解析ツールでは、IPアドレスやブラウザのクッキー情報を利用してユーザーを識別する方法が一般的ですが、端末を変えたりブラウザの設定を変更したりすると、同じ人でも別のユーザーとしてカウントされることがあります。そのため、完全に正確な値を求めることは難しいものの、大まかな傾向を把握するのに適した指標といえます。
PV(ページビュー)との違い
Webサイトの分析では、UU(ユニークユーザー)とPV(ページビュー)の違いを理解することが重要です。この2つの指標はどちらもWebサイトの利用状況を測るものですが、目的によって使い分ける必要があります。
PV(ページビュー)とは?
PVは、ユーザーがWebサイト内で閲覧したページの総数を示します。1人のユーザーが5ページ閲覧すれば、PVは5とカウントされます。これは、サイト内のどのページが多く見られているかを判断するのに役立ちます。
UU(ユニークユーザー)との違い
UUは「訪問したユーザーの数」、PVは「閲覧されたページの数」という違いがあります。例えば、1日のUUが100でPVが500の場合、1人のユーザーが平均5ページ閲覧していることになります。
このように、UUとPVを組み合わせて分析することで、サイトの訪問者がどの程度コンテンツを深く読んでいるのか、回遊性が高いのかといった傾向を確認することができます。
ユニーク数のカウント方法
Webサイトの訪問者を正しくカウントするためには、いくつかの方法が用いられます。解析ツールでは一般的にクッキーやセッションを利用し、ユーザーを識別しています。
1. クッキーを利用する方法
ユーザーのブラウザに一意の識別情報を付与し、一定期間内に同じクッキーを持つアクセスは1人の訪問者としてカウントされます。これが最も一般的な方法ですが、ユーザーがクッキーを削除したり、異なるブラウザでアクセスしたりすると、別のユーザーとして認識される場合があります。
2. IPアドレスとブラウザ情報の組み合わせ
IPアドレスやブラウザの識別情報を組み合わせてユーザーを判別する方法もあります。しかし、同じIPアドレスを持つ複数の端末(たとえば企業内ネットワークや家族の共用Wi-Fiなど)は、1つのユーザーとしてカウントされてしまう場合があります。
3. セッションを基準にする方法
一定時間内にユーザーが連続して訪問した場合、同じセッションとして扱うことがあります。一般的には30分の間に再訪問した場合は同じセッションとしてカウントされ、それを超えると新しい訪問として記録されることが多いです。
このように、ユニーク数を正しくカウントする方法はいくつかありますが、それぞれの手法には長所と短所があるため、目的に応じた指標の使い分けが求められます。
SEOやマーケティングでの活用
UU(ユニークユーザー)は、Webマーケティングの観点からもよく活用される指標のひとつです。特に、集客施策の成果を確認する際に役立ちます。
検索エンジン対策(SEO)との関連
SEO施策を行う場合、検索流入の増減を分析するうえでUUの推移を確認することが有効です。検索順位が上がった結果、新しい訪問者が増えているかどうかを把握することで、施策の効果を測ることができます。
また、Webサイト内の滞在時間やPVと組み合わせて評価することで、検索経由で訪れたユーザーがサイト内をどれだけ回遊しているかを知ることができます。検索エンジンはユーザーの滞在時間や直帰率なども評価の要素とするため、SEO施策を行う際はUUだけでなく、それに関連する指標もあわせて分析するとよいでしょう。
広告施策とUUの関係
広告運用においても、UUは重要な指標となります。例えば、バナー広告やリスティング広告を利用して集客を行う際、UUの増減をチェックすることで広告の効果を測定できます。また、広告のクリック率やコンバージョン率と組み合わせて評価することで、広告のターゲティングが適切かどうかを判断しやすくなります。
記事コンテンツの評価にも活用
ブログ記事やニュースサイトを運営している場合、UUの推移を追うことで、どのコンテンツが新規訪問者を増やしているかを判断できます。特に、SNSや検索エンジン経由の流入が多い記事を特定し、類似のコンテンツを増やすことでさらなる集客を狙うことも可能です。
まとめ
ユニーク数(UU)は、Webサイトに訪れた個別のユーザーの数を示す指標です。PV(ページビュー)とは異なり、同じユーザーが何度訪問しても1回としてカウントされるのが特徴です。
SEOや広告運用、記事コンテンツの評価など、さまざまな場面で活用されており、他の指標と組み合わせることで、Webサイトの状況をより深く分析できます。
データをもとに改善策を考える際は、UUだけでなく、PVや滞在時間、直帰率なども総合的にチェックしながら、適切な施策を検討していくことが求められます。Webマーケティングを進めるうえで、UUの変化を継続的に観察することが、効果的な運営につながるでしょう。

この記事の執筆者・監修者。当サイトの運営者で、目からウロコのSEO対策「真」常識の著者。主にSEOの考え方について、現場での経験から、どのようにGoogle検索エンジン対策を行えばよいかを具体的に解説できるよう努めています。ドメパ!!、SEO順位チェックツール、再検索キーワード調査ツール、ピラクラ、ピラクラB!、共起語検索ツール、競合キーワード調査ツール、キーワード候補調査ツール、検索ボリューム調査ツール、見出し抽出ツール、サジェストキーワード取得ツール、MEO順位チェックツールの考案者であり開発者。更に詳しくはプロフィールをご覧ください。SEO対策のお仕事に関するご依頼・お申し込みは、こちらのフォームから承っております。
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